シーバー病とは

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シーバー病とは

歩くと踵(かかと)が痛い

踵(かかと)が腫れている

たくさん運動しているお子さん、特に男の子が、こんな症状を訴えると、踵骨骨端症、シーバー病、セーバー病、かもしれません。

これも成長痛?

成長痛ではありません。成長期スポーツ障害です

子供の痛み=成長痛、と言われる方が、とても多いです。
ですが、シーバー病のような成長期スポーツ障害と、成長痛は違います
成長痛について詳しく知りたい方は、こちらの記事で、詳しくご説明しております。

シーバー病は、子供の弱い踵の部分の炎症が原因です。
アキレス腱が、踵の骨を引っ張る事で起こるとされる成長期スポーツ障害です。

外傷がない(特にぶつけたりしてない)状態で、
『足が痛くなる=成長痛』考えてしまう保護者の方が、とても多くいらっしゃいます。

ですが、シーバー病は、成長期のスポーツ障害です。
痛みがあるまま様子をみるのは、望ましくありません。

シーバー病もきちんとした理解・治療が必要

と覚えておいて下さい。

シーバー病の原因

シーバー病の原因は、
発育期の子供の踵骨骨端部(かかとの骨の端で、アキレス腱が付いているところ)
に、アキレス腱の引っ張る力(牽引力)が
かかって起こる炎症・血流障害・壊死(えし)の総称です

医学的には、

骨の成長期で、成長軟骨・骨端核(骨の端にある小さな骨)が存在する骨の弱い時期だから
アキレス腱は、骨と同じように成長できず、柔軟性が低下しやすい時期だから
①・②に加え、かかとに、負担がかかる事で、アキレス腱がかかとの骨を引っ張るから

というのが発症のメカニズムと言われています。

は!? 意味わかんない

要は、成長期の無理、ケア不足で起こる、かかとの痛みです


成長期は、骨の成長スピードに対して、筋肉や靭帯の成長・柔軟性が追い付かない場合もあります
その状態で、運動をたくさん行い、十分な休息・ケアが出来ていないと、発症リスクが上がります。

偏平足と違うの?

偏平足とは、全然違います

子供は無理し過ぎると痛みが出やすい

という事です。

シーバー病と、成長痛と間違えて放置する事は、お子さんの足にとってマイナスです。
しっかりと覚えておいて下さい☆

シーバー病が起こりやすい子供

シーバー病は、10歳頃に多く発症し、特に男の子が多いとされています。
まれに、女の子でも起こりますし、両足のかかとに起こることもあります。

シーバー病になりやすい子

  • スポーツをたくさんしてる
  • 10歳前後の成長期
  • 足の形(アライメント)が異常
    ※偏平足・足の過回内(かかいない)など
  • 男の子である
    ※女の子の2倍の確率で発症というデータも

シーバー病は、スポーツ全般で起こります。ですが、特にジャンプ・長距離を走る事が多い競技、(サッカー・野球・バスケットボール、剣道)で起こりやすいとも言われています。


また、シーバー病の痛みには、『下腿三頭筋 (ふくらはぎの筋肉) の硬さ』、が関係しているとも言われています。
他の成長期スポーツ障害と同様に、ストレッチなどで柔軟性を保つ事が、とても大切です。

足が歪んでいると、シーバー病が起こる!?

また、シーバー病の発生メカニズムとして、偏平足 (足の土踏まずが低い) が原因であると言われています。
これは、偏平足だと『地面からの衝撃が吸収できない』事が、『かかとに負担をかけてしまう』に繋がるからです。
この、偏平足は、後足部の過回内(かかいない)と呼ばれる、『足の歪み』が原因だと言われています。

この足の歪みに対しては、

足に合ったシューズを履く

という事がとても重要です。
特に、お子さんの足のサイズに、しっかりとあったシューズを選ぶ。という点が一番重要です。

うちの子、大きめの靴を履いてる!

それが一番足に悪いです

自分のお子さんの靴が、ちゃんとしているかどうか不安だ。
という方は、お子さんのシューズチェックができますので、当院まで靴をお持ちください。(チェック自体は無料です)

当院のご予約はLINEが、大変便利です。

『シューズのチェックをしてもらいたい』とお伝え下さい。

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シーバー病の症状・痛い場所

シーバー病ってどんな痛み?

運動後のジーンとした痛みがあります

※痛みの感じ方には、個人差があります。
お子さんによく聞いて確認してみて下さい。

典型的な症状は、スポーツ中の痛みですが、症状が悪化すると、日常生活でも痛みが出てきます。

【シーバー病の症状】

  • 運動中だけ、かかとが痛い (休めば痛くない)
  • かかとが痛くて、つま先で歩く
  • かかとが腫れている
  • かかとを押すと痛い

シーバー病の症状は、激しい運動をした後に起こる事が多いとされています。
シーバー病かも?と思ったら、『どんな時にかかとが痛いか?』、お子さんに聞いてみて下さい。

シーバーの診断

シーバー病の診断は、①臨床所見(診察での症状)、②画像検査で行います。

①臨床所見
・圧痛の場所 (踵の部分)
・踵の症状の確認

②画像所見
・超音波観察 (エコー観察)
・レントゲン検査

画像検査としては、超音波観察が、簡便で、すぐに観察できるため多く使われています。
当院でも、シーバー病の疑いがある方は、超音波観察を行っております。

うちの子、見て貰いたいな

いつでもご連絡下さい

もし、不安な症状などありましたら、当院にご相談下さい。LINEにて24時間無料でご相談を承っています。
同じ子供を持つ親として、皆様の不安を少しでも解消できるよう、サポートさせて頂きます

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シーバー病の治療

シーバー病の治療には、以下のようなものがあります。

  • 患部の安静(痛みが取れるまで)
  • 松葉杖で踵を浮かせる(痛みで歩けない場合)
  • 物理療法 (電気治療など)
  • 痛み止めの薬
  • 患部のアイシング(冷やす)

病院では、痛みが強い場合、痛み止めの注射(ステロイド注射)を行う場合もあります。これにより、炎症・腫れ・痛みを抑える場合もあります。ですが、基本的には、かかとに負担をかけない治療がメイン。とお考え下さい。

患部の痛みをコントロールする。という意味でアイシングを運動後などに行っていきましょう。

これをすれば、治る!というものではなく、『患部の負担を減らし、ケアする』という事が大切です。

経過は1~数年間続く事もありますが、一般的には経過は良いと言われています。

当院のシーバー病の施術

当院独自の施術として、

  • 物理療法 (ハイボルテージ治療)
  • テーピング療法
  • 徒手施術 (関節の誘導)
  • シューズ療法 (シューズ相談)
  • インソール療法

を行っております。
痛みが出ている部分に対して、ハイボルテージという特殊な電流を流す事で、痛みをコントロールしていきます。
それと並行して、

シーバー病の踵の部分に負担がかからないような、環境を作る

という目的で、シューズ・テーピング・インソールを使って、ダメージをコントロールしていきます。

痛みを取るだけじゃないんだ!

痛みが出ない体(環境)作りが大切です

上記の治療は、症状や患者さんの要望も踏まえ、適宜選択していきます。
治療方針を強要する事はありませんので、ご安心下さい☆

シーバー病が、足の過回内と呼ばれる歪みが原因となっている場合もあります。
その歪みを矯正し、患部の負担を減らす為には、矯正用インソール療法の効果が高いとされています。
※スポーツ用のインソールとは、目的が違います。量販店では、矯正用インソールは処方できません。
※足のサイズが小さいお子さんの場合、インソールが処方できない場合もございます。

矯正用インソール療法の詳細はこちらで

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